コラム
台湾進出を検討する日系企業や在台日本人向けに、会社設立、訴訟、労務、家事事件など台湾法務に関する実務コラムをカテゴリ別にまとめてご覧いただけます。
236件
日本の読者におすすめのコラム
6件
台湾子会社で従業員を解雇するには:勞動基準法の事由・資遣費・資遣通報・大量解僱の手順
台湾子会社が従業員を解雇するときは、勞動基準法第11条・第12条の事由、預告期間、資遣費、10日前の資遣通報を順に確認します。大量解僱の60日前計画書、合意終止の固め方、提訴された場合の復職・賃金リスクも説明します。
コラムを読む →
台湾での会社設立の基礎:子会社・支店・代表者事務所、手続と就業許可
製造、流通、情報通信、専門サービス。事業の中身が違えば、日本企業や個人事業者の台湾市場への入り方も変わります。目的は同じ「台湾で事業を始める」でも、誰とどんな契約を結び、どの組織で収益を受け取り、現地で誰が働くかによって、整える法律関係が違ってくるからです。 手続は一本の線になっていません。登記、外...
コラムを読む →
台湾の取引先が売掛金を払わない:支払命令・仮差押え・強制執行の進め方
台湾の取引先が請求書を払わないとき、日本側はまず契約の準拠法と管轄条項、次に消滅時効を確認します。存證信函、支払命令、仮差押え、台湾での訴訟、日本判決・仲裁判断の執行までの流れを説明します。
コラムを読む →
台湾交通事故対応Q&A:現場対応・過失・示談・損害賠償
台湾で交通事故に遭ったら、まず安全を確保し、適切な通報・届出と証拠の保全を行います。その後、請求期限、過失、示談の範囲を順に確かめます。以下は台湾法令と公的機関の案内に基づく一般的な対応の流れで、具体的な責任と手続は事故の状況によって異なり得ます。特定の結果や賠償額を事前に保証することはできません。...
コラムを読む →
台湾人配偶者との協議離婚:署名の前に整理したい書面と登録の段取り
台湾人配偶者と離婚に合意した日本人が、署名前に確認したい文書の内容、証人、台湾の戸籍登録と日本側の手続きを整理します。
コラムを読む →
外国人が台湾の不動産を相続するとき:どの国の法律が適用され、土地はどう登記するか
台湾に不動産を残して家族が亡くなったとき、外国人の相続人が最初に確認すべき準拠法、外国人の土地取得制限と相互主義、相続税の完納証明と相続登記の書類を整理しました。
コラムを読む →会社設立・投資
45件
台湾子会社が中国の取引先と技術を共有するとき:経済部の「技術合作」許可と、本社から預かった営業秘密
台湾の会社が中国の会社にノウハウやソフトウェアを許諾するだけで、両岸人民関係条例上、経済部の許可が必要な「技術合作」に当たります。日本本社から預かった図面を中国の外注先へ渡すときは営業秘密法の再許諾の制限が関わり、本社が許した範囲を超え、不法な利益を図るか本社に損害を与える意図があれば、第13条の2の加重処罰の対象になりえます。中国商務部が10月26日に公表した商業秘密の特別規定は、まだ意見募集中の草案です。
コラムを読む →
台湾の販売会社が競合商品を扱った事件――契約にない競業禁止の限界
病院向け商品の販売を担う会社が競合品を扱い、製造会社が契約違反を主張した台湾の判決。裁判所は業務分担、手数料、販売目標をどう読んだのか。日本企業が台湾の販売契約で定めたい専売の範囲と、法定の代辦商の義務を整理します。
コラムを読む →
日本のサプリメントを台湾で売るときの広告規制:機能性表示の訳し方と「健康食品」の許可
台湾では食品の広告で病気の予防や改善をうたえば、食品安全衛生管理法第28条第2項違反として60万〜500万台湾ドルの罰鍰です。人体の生理機能の維持や変化に触れる表現も、誇張・誤解を招く表示と認定されえます。「健康食品」と名乗れるのは許可を得た食品だけで、日本で届け出た機能性表示をそのまま訳して使えるとは限りません。
コラムを読む →労働・雇用
21件
業務委託で働く日本人は台湾の「労工」か:従属性の判断と就労許可が絡むところ
勤務時間を含む働き方を自分で決められるか、業務のリスクを自分で負うか。保険外交員の事件で司法院釈字第740号が使ったこの物差しは、台湾で業務委託として日本語を教えたり通訳をしたりする日本人にも当てはまります。労働者と認められた場合の資遣費は、2026年1月から外国専門人材にも広がった新制度に入るか、旧制度のままかで、1年あたり0.5か月分か1か月分かに分かれます。台湾に戸籍のある国民と結婚して居留する人のように許可の要らない人と、特定の会社や補習班の許可で来ていてその外で働いた人とでは、同じ勤務記録の意味が逆になります。
コラムを読む →
台湾企業の「員工酬勞」と賞与、支給日前に退職した日本人エンジニアの取り分
前年度分の員工酬勞が6月に支給される台湾企業を、帰国のために5月末で辞めると取り分はどうなるのか。答えは、分配規程の在籍条項と、その支給が労働の対価としての賃金にあたるかどうかで分かれます。外国の親会社が付与した株式報酬は親会社の付与契約から読むことになり、帰国後の競業避止の補償を在職中に受け取った給付で代えることはできません(労働基準法第9条の1第2項)。
コラムを読む →
台湾の工事現場で下請作業員が転落したら:元請・発注者になった日系企業の補償と賠償
台湾では、自らの事業を請け負わせた事業単位は、下請作業員の労災補償について請負人と連帯して責任を負います。職業安全衛生法や安全衛生に関する規定に違反して災害が起きれば損害賠償も連帯となり、死亡災害には刑事罰と過料の規定があります。2026年7月施行の改正で、一定規模以上の工事の統合管理者指定も加わりました。
コラムを読む →刑事訴訟
18件
「出金には審査料が必要です」と言われた投資サイト USDTで送ったお金と、受け取った少額出金の行方
台湾の暗号資産取引所で買ったUSDTを投資サイトに送り、出金の段階で審査料や保証金を求められたとき、台湾で保全できる可能性があるのは、送り先が台湾の仮想資産サービス事業者のアカウントで、USDTがまだそこに残っている分です。海外の取引所や個人ウォレットに移った分は、原則として法務部が外交部を通じて出す国際刑事司法互助の要請に頼るほかなく、被害者が自分で相手国に求めることはできません。少額の「利益」を台湾の口座で受け取っていて、そのお金がほかの被害者の送金が通った口座から来ていた場合は、自分の口座が一時的に保全されることもあります。
コラムを読む →
会社が手配した通訳人が事件にかかわる同僚だったら 台湾の取調べで替えられるか、何を記録に残せるか
台湾で事情を聴かれる日本人社員に、会社が通訳人を付けることがあります。その人が事故の現場にいた同僚なら、任せてよいのでしょうか。検察官や裁判官の前では、関係の確認、通訳人の宣誓、拒否の申立てがありますが、警察の聴取にはそれらを準用する条文がありません。警察段階で使える調書への付記と録音、地検に移った後の扱いを、刑事訴訟法の条文で追います。
コラムを読む →
GMOのFX自動売買サーバー不正アクセスを台湾から見る:台湾在住者の告訴期限と、業者に請求するときの準拠法
台湾の刑法では、不正アクセスと電磁的記録の改変は告訴がなければ処罰できず、告訴は犯人を知った時から6か月以内です。業者への請求は利用規約の準拠法と管轄から検討し、台湾で許可のない業者との取引には期貨交易法の問題も残ります。
コラムを読む →訴訟・紛争
70件
台湾の住宅ローン、据置期間のあとで返せなくなったら:保証人・連帯債務者・競売と更生
台湾の銀行は自宅用の住宅ローンで連帯保証人を求められず、保証人がいても先に借主へ請求するのが原則です。配偶者のローンに署名した日本人は、保証人か連帯債務者かで責任の順番が変わります。返済が苦しいときの前置協商では担保付きのローンは原則として元の契約どおりとされ、自宅を残す手段は更生計画の特別条項です。競売で代金が足りなければ、残りの借金は消えません。
コラムを読む →
海外の会社から漏えい通知が届いたら 台湾に住む日本人が台湾の法律で求められること
タイムズカーの漏えいで集団訴訟の原告側が求める方針と報じられたのは1人3万〜5万円でした。台湾の個人資料保護法の物差しは、実損の証明が難しいときの1人1事件500〜2万台湾ドルです。ただ、シンガポールの子会社が運営する予約ページを台北から使っていた日本国籍の人がこの法律で請求できるかは、情報がどこで収集されたかにかかっています。国外での取扱いに適用を広げる第51条第2項は、中華民国人民の個人資料に限られるからです。この法律に基づいて損害賠償を求めるなら、台湾に主たる事務所も営業所もない会社が相手の場合、訴える先は台北の地方法院に限られます。請求権は、損害と賠償義務者を知った時から2年行使しなければ消滅します。
コラムを読む →
台湾の国立公園でロケをするとき:ドローンの申請、公告された禁止事項、過料を受けた後の訴願
台湾の国家公園法には撮影を直接定めた条文がありませんが、内政部が公園ごとに禁止事項を公告しており、太魯閣国家公園ではドローン撮影に事前申請が要ります。罰鍰(過料)の上限は換算後3,000台湾ドル。制作会社と出演者のどちらが処分を受けるかは行政罰法で決まり、帰国後に処分書が届いた場合も訴願の期間と在途期間の扱いがあります。
コラムを読む →国際結婚・離婚
15件
海外の代理出産で生まれた子と台湾で暮らすとき、配偶者の養子縁組が問題になる場面
海外の出生証明書を台湾へ持ち帰っても、親子関係と戸籍の手続が一度に決まるわけではありません。公開された養子縁組の裁定を手掛かりに、台湾法が適用される範囲を整理します。
コラムを読む →
台湾で生まれた日台夫婦の子:3か月の出生届と国籍留保、戸籍の氏と台湾の姓の約定
台湾で生まれた日台夫婦の子について、日本人の親は出生から3か月以内に出生届と国籍留保の届出をしないと、子は生まれた時にさかのぼって日本国籍を失います。日本の戸籍で外国人である親の氏を名乗るには家庭裁判所の許可が要り、名に使える漢字の基準も日台で別々です。台湾側では出生後60日以内に出生登記をし、その前に父の姓か母の姓かを父母が書面で約定します。
コラムを読む →
夫の借金は妻も払うのか:台湾民法の「家庭生活費」と連帯責任
台湾の民法では、夫婦はそれぞれ自分の債務を弁済するのが原則ですが、家庭生活費から生じた債務は夫婦が連帯して責任を負います。新北地方法院は夫の必要な入院治療費を妻にも連帯して支払うよう命じ、基隆地方法院は借りたお金が生活費に使われたことの証明がないとして元妻への請求を棄却しました。
コラムを読む →相続
9件
日本で作った遺言は台湾のマンションと預金に効くのか:方式の準拠法と、台湾での遺言の開示と執行
日本人が日本の方式で作った遺言は、台湾の涉外民事法律適用法第61条により、台湾でも方式上有効です。相続そのものは被相続人の本国法によるので、日本人の相続には日本法が適用されます。ただし台湾法上の相続人となる台湾人は台湾内の遺産を台湾法で相続できます。台湾民法には、日本の検認のように遺言書の提出を一律に求める手続はなく、遺言の保管者が執行人に交付して相続人へ通知します。口授遺囑と封緘遺囑には別の手続があります。不動産の相続登記は相続開始から6か月以内です。
コラムを読む →
韓国籍の人が台湾で亡くなったときの相続:準拠法は韓国法、遺産税は台湾にある財産だけ
台湾で暮らしていた韓国籍の人が台湾で亡くなると、相続人と相続分は原則として韓国法で決まり、台湾の遺産税は台湾にある財産だけにかかります。台湾籍の配偶者や子がいれば、第58条ただし書があるため台湾民法でも相続分を計算しておく必要があります。遺産税では第17条第2項により配偶者や子の控除が使えず、申告先は台北国税局です。韓国で発行された書類には、台湾の在外機関の認証が要ります。
コラムを読む →
米国の遺言とリビング・トラストは、台湾のマンションと預金に及ぶのか
米国で作った遺言と撤回可能なリビング・トラストだけでは、台北のマンションの名義も台湾の預金も動きません。台湾の登記簿に受託者への移転登記と信託登記がなければ、マンションは亡くなった方の財産のままです。遺言の成立と効力は作成時の本国法で判断され、方式は作成地法などによることもできます。台湾法が基準になれば特留分があり、相続登記には遺産税の完納証明書や免税証明書などが必要です。
コラムを読む →ビザ・在留
13件
ARCの期限が残っていても必要な手続:更新・住所変更・転職・再入国
引っ越しや転職、退職などがあれば、ARCの満了日前でも手続が必要になります。通常の更新は満了前3か月以内。住所・勤務場所の変更と居留理由の変更では、期限の起算点も違います。
コラムを読む →
台湾のビザは渡航目的で選ぶ:就職・留学・家族との同居
台湾へ先に入国してから居留を申請できるかは、渡航目的と入国方法で変わります。専門人材には要件を満たせば入国後の直接申請が認められます。留学や家族との同居では、入国時の査証、学校の種類や学習期間、台湾側の家族の資格に応じて申請経路が決まります。
コラムを読む →
台湾で初めてARCを申請するときの書類と手続
居留査証で台湾に入国した場合、ARCの申請期限は入国の翌日から30日以内です。提出書類と申請先は居留目的によって異なり、専門人材・学生・移住労働者にはそれぞれのオンライン手続があります。
コラムを読む →税務
38件
台湾で亡くなった日本人の株式 日本株は台湾の遺産税の外、台湾株は死亡日の終値
台湾に住んでいた日本人が亡くなっても、日本の会社の株式は原則として台湾の遺産税の対象外です。台湾株は死亡日の終値で評価され、死亡後の値動きは入りません。売買価格のない日のただし書きと1か月平均、日本の相続税での外国上場株式の評価と第20条の2の控除、台北国税局への申告、納付と物納までを条文で確認します。
コラムを読む →
年間取引報告書は台湾でどこまで使えるか 暗号資産を売った台湾在住日本人の場合
日本の暗号資産交換業者が送ってくる年間取引報告書は、一年分の売買を円で合計した書類です。台湾の国税局から暗号資産の売却について照会を受けたとき、財政部が示す計算方法や換算のルールと比べて何が足りないのか、どの年の記録までさかのぼるのか、帰任の年の扱いとあわせて台湾法で整理します。
コラムを読む →
日本への帰国前、申告代理の承認通知が届いていないとき
申告代理の承認を申請しても、回答が届く前に日本への帰国日が近づくことがあります。受付の控えで分かる範囲、元の申告期限、承認後にも残る未納税額と出国手続の問題を、台湾所得税法第72条から考えます。
コラムを読む →台湾の弁護士に依頼する
1件その他の法律情報
6件
台湾の交通違反通知書が車の持ち主に届いたとき、別の運転者を知らせる期限と書類
台湾でその場で停止させずに取り締まられた交通違反の通知書が車の所有者に届き、実際には別の人が運転していた場合、違反をその人に帰すべきだと考える所有者は、通知書の出頭期日(應到案日期)より前に、関連する証拠とその人に関する証明書類を添えて処罰機関に知らせなければなりません。取締りの事実そのものに不服があるときの意見陳述は、通知書を受け取ってから30日以内に別に行う必要があります。通知書の到着が遅れた場合は、送達記録と適用される期限を確認します。
コラムを読む →
台湾の土地を後日移転してもらう約束と、預告登記が守れる範囲
台湾の土地の移転を約束された請求権者は、登記名義人の同意書を添えて預告登記を申請します。預告登記が抹消される前に登記名義人がした処分のうち、登記された請求権を妨げるものは無効です。ただし収用・裁判所の判決・強制執行による新たな登記は排除できず、所有権は移転登記を終えてはじめて移ります。
コラムを読む →
台湾の銀行口座が「警示帳戶」になったとき:誰が止めたのか、いつ解けるのか、日本からの送金はどうなるか
台湾で口座が警示帳戶になると、銀行は全取引を止め、入ってきた送金は送金元へ戻します。止めたのは銀行ではなく裁判所・検察・警察で、解除もその機関の通報か2年の期限満了でしか起きません。本人は通報した機関に説明に行き、同じ銀行の他の口座も電子取引が止まります。被害者側は警察の書面通知で口座に残った分の返還を受けられます。日本人の口座では、居留証の失効や家族・知人への口座貸しが入口になることがあります。
コラムを読む →