皆さまは、台湾の昔ながらの理髪店を覚えていらっしゃいますか?
当時の理髪店のシャンプーの仕方は、とても独特でした。
散髪だけでなく、ひげ剃りやフェイシャルケアなど、さまざまなサービスも提供していました。
さらに、座ったままシャンプーをしてもらいながら、頭皮や肩、首のマッサージも受けられるのが大きな特徴でした。
一度散髪するだけで、ここまで充実したサービスを受けられたのですから、コストパフォーマンスは抜群でした。
現在のベトナム式シャンプーにとても似ていました。
こうした台湾式の理髪店は、多くの台湾人の心に、独特の文化的な記憶として残っています。
(年齢がバレてしまったでしょうか?)
ともかく、マッサージについて言えば、
台湾には、さまざまなマッサージ店が軒を連ねる通りが多くあります。
視覚障害者によるマッサージ、足のマッサージ、オイルマッサージ、タイ式マッサージなど、多様なマッサージがあります。
基本的に誰でも、自分の好みに合わせてストレスを解消できるマッサージを選べます。
そして、今日これほど多くのマッサージ店がある背景には、ある一件の憲法解釈の申立てが関係しているのかもしれません。
台湾で1980年に障害者福祉法が制定・施行されたとき、
実は視覚障害者のみがマッサージ業に従事できました。
非視覚障害者がこの業種に従事することは違法でした。
この法は2003年まで続きましたが、当時理髪店を経営していた林氏が、
視覚障害者でない従業員2名を雇ってシャンプーおよびマッサージサービスを提供していたところ、警察に摘発されました。
当時の法律に基づき、林氏には4万新台湾ドル、2名の従業員にはそれぞれ1万新台湾ドルと2万新台湾ドルの罰金が科されました。
林氏はこの処分を非常に不当と考え、憲法解釈を申し立てました。
台湾では、視覚障害者は成長過程や日常生活、学習、教育など、さまざまな場面で多くの障壁に直面しており、従事できる職業も非常に限られています。
したがって当時の立法者は、社会的に弱い立場に置かれていた視覚障害者を保護し、その就業機会と生存権を保障するための法律を制定したのです。
しかし時代の流れと消費市場の拡大とともに、
次第に、視覚障害者の権利だけを保護する一方で、非視覚障害者の職業上の権利を過度に制限しているという意見が提起されるようになりました。
こうした視覚障害者と非視覚障害者の職業上の権利をめぐる論争のなかで、多くの反対意見が出ました。
たとえば、視覚障害者のみがマッサージ業に従事できると明文化した規定は、非視覚障害者に対する差別ではないかという考えがあり、
この規定が本当に視覚障害者の雇用と生活を守ることに寄与したのかという疑問も提起されました。
結局、大法官は、視覚障害者のみがマッサージ業に従事できるという法条項を違憲と宣言しました。
同様に、多くの視覚障害者がマッサージで生計を立てている韓国でも、
通常、資格を取得した視覚障害者のみがマッサージ業に従事できます。
もちろん、韓国政府が一時期、非視覚障害者にもマッサージの資格証を交付したことがあり、
多くの視覚障害者は生計を失うことを心配して激しいデモを行いました。
現在も韓国では、資格を取得した視覚障害者のみがマッサージ業に従事でき、
資格を持たずに他人にマッサージをして料金を受け取った場合、
韓国の「医療法」により3年以下の懲役に処されることがあります。
非視覚障害者がマッサージ業を経営する場合は、5年以下の懲役に処されることがあります。
これにより、各国がさまざまな集団の権益を保護するために、それぞれ異なるアプローチを取っていることがわかります。
各集団の権益保護は時代の流れの中で絶えず変化し、
立法者は利害の衝突を解決するため、より均衡のとれた解決策を見つけようと努力しています。
今日、多くの人がストレス解消のためにマッサージを選びますが、
施術中のセクシャルハラスメントやわいせつ行為は後を絶ちません。
もともと単にマッサージを受けてストレスを解消しようとしたのに、
セクシャルハラスメントを受け、生涯のトラウマとして残る場合があります。
台湾でマッサージを受けているときに、不快感や違和感を覚えたら、
すぐに伝えたり中止を求めたりして、自分を守るべきです。
もしセクシャルハラスメントを受けたと感じたら、
信頼できる友人や台湾の弁護士とともに警察署へ行き、被害を届け出るべきです。

